バイトなにしてるの?と聞いたときに、
と言われるとなんとなく、おしゃれな感じがしませんか?
実際におしゃれかどうかはさておいて・・・
わたしは大学2年生から卒業まで、約3年間、アパレルバイトをしていました。
この経験から、大学生にアパレルバイトをオススメしたい理由 をお伝えしていきます!
こんな方へ向けた記事です。
アパレルバイトをするまでの経緯
わたしは高校生の頃におしゃれをすることに目覚めて、読者モデルが多く掲載される雑誌(青文字系)を読むことが好きになりました。
街角スナップに載っている人の肩書を見てみると『美容師』『スタイリスト』のほか『ショップ店員』という肩書が多かったのを覚えています。
そこからわたしの中で『ショップ店員=おしゃれな人たち』という固定観念が出来上がりました。
アパレルバイトを始めるにあたり、そんな人たちの仲間入りを果たしましたが、自分自身がおしゃれかどうかは分かりませんでした。
今思うと『おしゃれに自信がある人』というよりは、『服が好きでおしゃれを楽しんでいる』タイプの人間でした。アパレル職を離れた今でもそれは同じです。
アパレルバイトをしたい人に言えることは、
おしゃれをすることと、服が好きかどうかが大事!
大学生にアパレルバイトをオススメしたい理由
服が社員割引で買える
アパレル企業では、バイトであっても、社員割引(社割)があります。
おしゃれが好きな人、服が好きな人にとっては、夢のようなバイトかもしれません。
大学生の場合、毎日着ていく服を考えなければなりませんよね。
同じ服ばかり着ていく訳にもいかないので、ある程度のバリエーションは揃えておきたいですし、せっかくなので毎日流行に乗ったおしゃれもしたいものです。
アパレルバイトでは社員割引が使えるので、お得に服が揃えられます!休みの日にわざわざ服を買いに行く手間が省けますし、働きながらコーディネートを考えることも出来ます。
服以外に、靴などの小物も揃えることが出来るので、毎日セール価格で買えるような感覚になります。
わたしは社員割引のお陰でたくさんおしゃれを楽しむことが出来ました。
おしゃれがしたい大学生には特にオススメポイントです!
センスが磨かれる
アパレル業界にいる人は
- センスが良い人
- おしゃれに敏感な人
- 身だしなみが整っている人
- 服が好きな人
が多いです。
そんな人たちに囲まれていると、自然と刺激を受けて、美意識が高まり、自分自身のセンスも磨かれていきます。
わたしがアパレルバイトで学んだことがあります。
- 服の合わせ方
- 服のテーマに合った髪色・メイク・ネイルの選び方
- 自分に合った服の選び方
- 色彩感覚
バイトをするまでは、雑誌のマネをしたり、好きな色ばかりを選んだり、流行りの物をただ身に付けることが多かったです。
働いてみて、自分の体形・身長に合った服装をすること、これまでしたことのなかった服装が意外と自分に合っていることなど、新しい発見がたくさんありました。
服を販売すると同時に、ファッションの基本を学ぶことが出来たので、センスが磨かれていったのだと思います。
大学で一目置かれる
アパレルバイトのおかげで持っている服の数が人より多かったので、わたしは毎日いろいろな服装をして大学へ行っていました。
たかが大学へ行くだけでもファッションにはこだわっていたので、『この服はどこで買ったの?』『いつもおしゃれな格好をしているね』と言われることが多かったです。ショップ店員であることで、服のアドバイスを求められることもありました。
自分のファッションを褒められたり、働いているブランドを好きになってもらえることもあり、アパレルバイトをしていて良かったなと思いました。
髪色・ネイルが自由
アルバイトの中には、見た目の制約がある職種がありますよね。
例えば、飲食業ではネイルはNGです。塾講師など派手な髪色がNGのアルバイトもあるかもしれません。
わたしはアパレルバイト時代、明るい髪色にしたり、ポイントカラーを入れたりと自由に髪色を変えて、ネイルも楽しんでいました。
職種上、社会人になってからは出来なかったことなので、あの頃楽しめて良かったなと心から思います。
将来どんな仕事をするかによりますが、大学生の若い年頃にしか出来ない髪色・ネイルがあります。悔いのないよう、今出来るおしゃれを楽しんで欲しいと思います。
接客知識が学べる
わたしがアパレルバイトで学んだ接客知識です。
- 基本的な敬語とマナー
- 電話応対
- クレーム対応
- お声掛けから、会話を広げること
- 相手の話をしっかり聞くこと
基本的なことばかりですが、身に付いたことがたくさんありました。
集客と売上アップのためにスタッフ全員で接客ロールプレイングをしたり、アルバイトであっても責任のある仕事を経験させてもらえたことで、こんなにも身に付いたのだと思います。
わたしは就職してからも接客業に携わっていたので、アパレルバイト経験で培った、言葉遣いと電話応対を褒められることがありました。バイト経験が存分に役立ちました。
社会人になって、接客業とは全く関係のない仕事に就く人もいるかもしれません。
ですが接客を受ける側として、接客業とは必ず関わりがあります。そのときに自分が接客業を経験していると、仕事の大変さであったり、働く人の気持ちが理解出来ることがあると思います。
大学時代に接客業を学ぶことは、ひとつの人生経験になるのでオススメです。
販売知識が学べる
当然ですが・・・服は勝手には売れません。
服は見た目の美しさだけで並べて売られている訳ではありません。
しっかりとした売り場戦略のもと、
店頭に並べられていて、売上を意識したディスプレイ(マネキン)にしているんです。
基本的は社員の方が、本社指示の元、売り場作りをします。
わたしはアルバイトリーダーをしていたので、当時の店長が『売り場の作り方』を教えて下さり、『どのようにして売上の出る売り場を作るのか』を学ぶことが出来ました。
以下はわたしが学んだことです。
- (例)
- 新作などの主力商品をメインに並べる
- 時間帯別に客層に合わせたディスプレイ(マネキン)に変える
- 単品ではなく、セットで買ってもらえる並べ方にする
売り場を変えることによって、それまで見向きもされなかった商品が急に売れたり、セットで売れることによって客単価が上がり全体の売上アップに繋がることがありました。
アパレルバイトは直接お客様の動きが見られる仕事なので『物の売り方』を実践的に学べるバイトだと思います。
交友関係が広がる
アパレルバイトでは、バイト仲間、社員の人、店長より上の上司(エリアマネージャーなど)と関わることがありました。
わたしがバイトをしていたお店は、社員、学生バイト、パート主婦、フリーターで構成されていて、全体年齢層はほぼ20代でした。歳が近いこともあり、プライベートで遊ぶほど仲良くなることが出来ました。
大学に通っているだけでは関わることのない年上のお姉さんが出来た感覚でした。
サークルに入っていないわたしにとって、アパレルバイトでの先輩・後輩との関わりがあったからこそ充実した日々が送れていたのだと思います。
わたしはレディース向けのアパレルショップだったので残念ながら『バイト恋愛』を経験することはなかったのですが、メンズ服を取り扱っているお店だとそれも期待出来るかもしれません・・・!
体力がつく
アパレルバイトは立ち仕事です。
入荷した商品を運ぶ作業などもあるので、体力仕事と言っても過言ではありません。繁忙期のセール中は、お店のなかを慌ただしく動き回ることもありました。
ファッションによってはスニーカーのときもありますが、ヒールを履いて働いた日は特につらかったです。ヒールの靴での立ち仕事により、足の裏が痛くなることがよくありました。
わたしにとって一番体力的に大変だったことは『声出し』です。
店頭での『いらっしゃいませ』や『~パーセントオフです!』などの声出しは、大きくお店の前まで通る声を出す必要があったので大変でした。
ですが、この立ち仕事と、大きな声出しによって、とにかく体力がつきます!
セールの日の閉店後は、ドタバタの1日を終え、1つのスポーツ試合を終えたような達成感と疲労感をお店のみんなで味わっていたのが思い出深いです。体力的にしんどいバイトかもしれませんが、好きな服を全力で売ることの楽しさのほうが大きかったです。
アパレル業界への就活に役立つ
将来、アパレル業界に就職したい、販売員になりたい、という人にとっては絶対オススメのバイトです。
わたしはアパレルバイトを経験して、新卒でアパレル企業に就職しました。バイトをしていた企業には残念ながら落ちてしまい、別の企業での就職になりました。
バイトをしていた頃と就職先では、服のジャンルや客層が全く違いましたが、接客スキル・売り場の作り方などの経験がとても役に立ちました。
注意点として、バイトをしていたことによって、採用に有利という訳ではありません!
アパレル企業に入社したときの同期社員には、アパレルバイトを全くしたことがない人もいました。
ですが経験を履歴書に書いたり、経験によって学んだこと、就職してからこの経験を活かしたいことを面接で言える材料にはなります。職場体験のような感覚で、バイトをすることで少しでも実際の現場を知ることが出来ます。
わたしがバイトをしていた頃は、大学生でアパレルバイトをしているからと言って、全員がアパレル企業に就職希望という訳ではありませんでした。看護師や、栄養士など全く別の道に進む人もいました。
将来どの道に進むにしても、アパレルバイトをしていた事が不利になることはありません。(服にバイト代を使い過ぎる傾向にはありますが・・・)
アパレル業界に就職したい人には、
- 経験を積む
- 現場を知る
この目的でアパレルバイトをすることは大いにオススメです。
必ずプラスになることがあるはずです。
最後に
以上 わたしの経験をふまえて
大学生にアパレルバイトをオススメしたい理由
をご紹介させて頂きました。
わたしは大学の授業よりも、アパレルバイトに全力を注いでいました。(悪い例です)
その理由は、服が好きで、とにかくバイトが楽しかったからです。
遅番のときは帰宅時間が23時頃になることもあり、次の日1限目から授業だとかなりキツかったですが、それでもバイトが楽しくてたくさんシフトを入れてもらっていました。
アパレルバイトがしてみたいけれど、なかなか一歩踏み出せない人には、短気バイトからでも募集があるはずなので思い切って向かって行って欲しいと思います。
社会人になって、自分の好きなことを仕事にすることは難しいです。
大学生は自由がたくさんあって夢のような時間です。自分が夢中になれるバイトを見付けて、大学生活を充実させて欲しいです。その中でもわたしはアパレルバイトをぜひオススメします!