わたしは新卒入社をしたアパレル企業を辞めて、中途採用で、住宅設備メーカーのショールームアドバイザーに再就職しました。
約4年間働いた後、今は退職しています。
中途採用でのショールームアドバイザー求人は、契約社員や、派遣社員がほとんどです。
わたしは約2年半契約社員をしてから、正社員に登用されました。
この記事はこんな内容です。
- 契約社員からどのようにして正社員登用されたのか
- 契約社員アドバイザーと正社員アドバイザーの違いは?
- 正社員アドバイザーになるのは大変?
わたしの実際の勤務経験にもとづいてお話します!
- ショールームとは『タカラスタンダード・クリナップ・TOTO・パナソニック・リクシル』などの住宅設備ショールームのことです。どこのメーカーに勤めていたのかは控えさせて頂きます。
- 正社員登用制度は企業によって異なります。勤め先の、雇用契約内容・求人募集要項をご確認ください。
契約社員から正社員になるまで
わたしは元々ショールームアドバイザーを目指していた訳ではありません。
転職先を決めずに前職を辞めてしまったので、ハローワークで転職活動をしていたところ、たまたま見つけた求人がショールームアドバイザーでした。
わたしは転職当時23歳で、正社員へのこだわりはありませんでした。
とにかく契約社員でも構わないので、自分に職歴を作っておきたい、という気持ちで働き始めました。
正社員登用までの流れ
- 契約社員として入社
- 3か月の試用期間を経て正式に契約社員となる
- 1年ごとに自動で契約更新(書類に署名・判子のみ)
- 入社2年半が経ち正社員登用試験を受ける(上司からの推薦)
- 人事部と面接をして無事正社員となる
ざっくりと流れを振り返ってみました。
わたしは入社面接の際に、正社員登用制度について人事部より説明を受けており、
と言われていました。
わたしが勤めていたメーカーの場合は、同時期入社の契約社員を対象に、まとめて正社員登用試験を実施していました。
そのため、勤続2年ぴったりではなく、わたしの場合は正社員になるまで、2年半掛かってしまいました。
それだけではなく、上司が正社員登用制度を把握していなかったので・・・
と自らを上司に売り込んで、ようやく推薦して頂けることになりました。
厚かましいことではありますが、上長面談などで、正社員になりたい!という意思をしっかりとアピールしておくことが大事だと思います。
正社員登用試験について
正社員登用試験を受けるにあたり、半期に1度の人事考課を基に、上司から推薦をして頂きました。
わたしが受けた試験内容です。
- 人事面接
- 適性検査
- 書類提出(履歴書・自身が日々行っている業務一覧表)
試験内容は企業によって内容が異なる場合があります。
わたしの場合は、社内で用意された正社員登用試験専用の履歴書がありました。
- 正社員への志望動機
- 自己PR
- 会社にどのようにして貢献が出来るのか
- 普段の業務内容
などの記入項目がありました。
面接では、職場環境はどうか、長く働く意思があるのかどうかを聞かれました。
難しい質問をするための面接というよりは、人事部と直接会って話す機会を設けるための面接のように感じました。
よっぽどのことがない限り、ほとんど落ちる人はいないと聞いていましたが、改めて入社試験を受けているかのような感覚で緊張しました。
履歴書に記入した『普段の業務内容』はこちらの記事に書きました

契約社員と正社員の比較
ショールームアドバイザーとして働く上で、契約社員と正社員に違いがあったのかどうか、わたしの経験上でお話します。
正直に言うと・・・
違うところ
- 給与形態(日給・月給)
- ボーナス額(賞与)
- 有給日数
- 退職金の有無
お金のことばかりですが、お金のことしかないくらいです。
契約社員と、正社員で、時給換算すると、大きな差はありませんでした。
しかし、ゴールデンウイークや、お盆休みなどの長期休暇がある時期には差が出ます。
月給の場合は、長期休暇でも給料は変わりませんが、日給の場合は休暇分が貰えないので減ってしまいます。
休めることは嬉しいですが、給料が少なくなってしまうので、嬉しいような・・・悲しいような・・・微妙な気持ちでした。
ボーナスは、契約社員で貰えるだけでもありがたかったですが、正社員のほうが手取り10万円ほど金額が多かったです。
同じところ
- 仕事内容
- 勤務日数
- 勤務時間
- 人事考課
働き方に違いは全くありませんでした!
同じように働いて、同じように上司から人事考課を受けていました。
わたしが勤めていたメーカーでは、中途採用者向けの定期研修が頻繁に行われていました。
社内研修やOJTを通じて、新卒入社の社員と同じ仕事が出来るようにカリキュラムが組まれていました。
そのため、ショールームに来場されるお客様は、アドバイザーの雇用形態が違うことには全く気付かないと思います。
正社員アドバイザーになった感想
わたしは、書類ひとつで自動的に正社員になれるものだと勝手に想像していたので・・・
正社員になるために、志望動機を考えたり、面接試験を受けたり、意外と大がかりな過程で気力と体力が削られました。
しかし振り返ってみて、ひとこと言えることがあります。
当時の具体的な感想を思い起こしていきます。
仕事面
業務内容は全く変わりませんが、貰える給料が増えること、長期休暇でも安定した給料が貰えることで、仕事へのモチベーションが上がりました!
キツイ仕事で、辞めたいと思ったことが何度もありましたが、続けてきて良かったと思いました。
正社員であればキャリアアップが視野に入れられるので、与えられる仕事以外に、自発的になにかしてみようと考えるようになりました。
正社員登用試験は大変でしたが、結果的には、受けてマイナスになったことはひとつもありませんでした。
生活面
勤務時間、勤務日数は変わらないので、日常生活に変化はありませんでした。
貰えるボーナス額が増えたので、大きな買い物や、旅行を考えられるようになったことは嬉しかったです。
仕事内容の詳しい感想はこちらに書きました

最後に
という場合は、希望する企業に以下の項目を確認してみることをおすすめします。
- 正社員登用制度の有無を確認
- 正社員になるまでの平均的な勤続年数
- 正社員になるための必要項目
初めから正社員雇用で募集をしている場合もありますが、契約社員の場合が多いと思います。
わたしの場合は、契約社員として2年間働いていればほとんどの人が正社員になれると聞いていました。
2年間を長く感じる人もいると思いますが、仕事を覚えることに必死の毎日で、2年間はあっという間でした。
契約社員のままでも決して悪いことではないと思います。
ただし仕事面、生活面で視野が広がることは間違いありません。
正社員登用をきっかけに、キツイ仕事が、楽しいと思えるようになるかもしれません。